2023/6/1のプラン改定に伴い、機能差分についての記述を更新しました。
【目次】
1. はじめに
WafCharm は 2022/11/28 に EU 等一部の国を除く全世界に向けて WafCharm for AWS Marketplace の販売を開始しました。WafCharm は日本国内、USと販売をしてきましたが、さらなるユーザーを獲得すべく AWS Marketplace 上で販売することにより、さらにたくさんのお客様にご利用いただくことを目的としています。
本記事では、WafCharm for AWS Marketplaceについてご紹介します。
全世界に向けて『WafCharm for AWS Marketplace』を提供開始~Web改ざん検知機能を搭載し、より高度な Web Applicationのセキュリティ対策を実現~
2. AWS Marketplace とは
WafCharm ではない製品で利用された方は多いかもしれませんが、AWS Marketplace はサードパーティーのソフトウェア、データ、サービスを検索、購入、デプロイ、管理し、ソリューションを構築してビジネスを営むために使用できる、デジタルカタログとなります。
購入者 (サブスクライバー)、販売者 (プロバイダー)、またはその両方として使用できます。
※ドキュメントによっては購入者はBuyer、販売者はSellerとも呼ばれます。
我々の場合は、WafCharm や マネージドルールを販売していますのでプロバイダーとしての側面もありますが、購入いただく皆様と同じように他社の製品を利用するサブスクライバーでもあります。
WafCharm を購入する場合は、AWS Maketplace 上でサブスクライブ後にリダイレクトされたWafCharm 管理画面でアカウントを登録してご利用いただく流れとなります。
WafCharm管理画面へは、「Set up your account」ボタンからアクセスできます。
3. ご請求について
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AWSへの支払いとの一元化
Marketplace版のお支払いについて、AWSを通じての購入となりますので、その他AWSのリソース使用料金と同様にAWSからの請求にまとめられます。
お支払いの管理業務を効率化できることで、メリットを感じて頂けるお客様もいらっしゃるのではないでしょうか。
4. 機能について
※2023/6/1のプラン改定前の機能差分となります。プラン改定後に利用開始されたお客様については通常版とMarketplace版とで機能差分はありません。
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ブラックリスト機能のパワーアップ
WafCharm の主要な機能としてアクセスログを再チェックすることでの、IPアドレスでのブラックリスト機能があります。これまでの WafCharm では1時間単位でのブラックリスト更新で稼働していましたが、AWS Maketplace 版での独自アーキテクチャを構築することにより、5分毎の更新が可能となりました。 -
改ざん検知機能を標準搭載
Web Site Configにてご登録されたFQDNを監視対象として登録し、DNS不通である場合、攻撃サイトへのURLを含む場合、HTTPS接続設定について非推奨・危殆化の設定を含む場合などに検知を行い、登録された通知先へメールにて通知します。本機能の詳細については、下記のマニュアルをご参考ください。
Web監視機能による改ざん、サービス停⽌の検知概要
5. 価格について
WafCharm for AWS Marketplace は販売価格の計算方法が通常版と異なります。
詳細については以下のお知らせをご確認ください。
『WafCharm for AWS Marketplace』従量課金タイプ(pay-as-you-goタイプ) 提供予定のお知らせ
現在提供している通常版についてもこれまで同様にご提供しておりますので、上記のメリットと価格とのバランスを加味してご検討ください。
6. おわりに
WafCharm for AWS Marketplace の機能について説明させていただきました。
AWS と利用料を統合することができるため、お客様によってはメリットとして感じていただける方もいらっしゃるかもしれません。また、改ざん検知機能もあるため、改ざん検知専用の契約をせずに、WAF 機能とまとめて契約したいというお客様にもメリットを感じていただけるかと思います。
WafCharm for Marketplace